バガスの食品容器で、社会課題の解決に貢献。フードテックの推進を加速させるポイントとは?

プラスチックによる環境汚染や人口増加による食料不足など、食に関する社会課題の解決が世界的に求められています。

また、日本においても独自の社会課題があり、同じように解決の必要に迫られています。

このような社会課題の解決手段として関心が集まっているものが、「フードテック」です。
このフードテックにバガスの食品容器を有効活用することで、フードテック推進に貢献できるのです。

食における社会課題を解決できる「フードテック」とは?

フードテックとは、「フード」「テクノロジー」を組み合わせた造語のことです。
日本においては、食分野に最先端テクノロジーが結びついた商品やサービス、技術の総称として用いられています。

フードテックを活用することで、食における問題解決や食の新たな可能性の拡充が可能であるとされています。

日本発祥のフードテック

日本においても、日本の社会課題に対応した、さまざまなフードテックが開発されています。

  • 大豆を用いた植物肉(増大するタンパク質需要へ対応)
  • AI調理ロボット(人手不足を改善)
  • AIによる発注業務の最適化(在庫の最適化と発注業務の軽減)
  • 3Dフードプリンター(体調などに応じた食事の用意)

生産性向上や食生活の向上といった観点から、フードテックを活用した新たなビジネス創出への取組がなされています。

身近なフードテック

さまざまなフードテックが開発されていますが、私たちの身近にはもうフードテックが存在しているのです。

①フードデリバリー
モバイルオーダーや配達員とのマッチング、キャッシュレスの支払いによって、人件費の負担や人材不足を軽減できます。

②無人レジ
消費者自身でレジ打ちや袋詰めを行えるシステムによって、人件費の負担や人材不足を軽減できます。

③調理ロボット
調理工程のほとんどを自動で行えるロボットによって、調理品質を一定に保つことができます。

④配膳ロボット
料理や飲み物を自動で運んでくれるロボットによって、業務効率化や人材不足の軽減を可能にできます。

日本の食における社会課題

世界における社会課題はさまざまですが、日本には日本独自の食における社会課題があります。

まずは、低い食料自給率です。
ウクライナ情勢によって小麦粉の価格が高騰したように、輸入に頼る食品は世界情勢に大きく左右されてしまいます。

また、食の多様性により好きなものを食べられるようになった分、偏った食事内容になったりと、食生活が乱れがちになっています。

さらに、孤食も大きな課題です。
気軽に楽しめる反面、心理的健康度が低いという傾向が懸念されています。

バガスで解決できる食の社会課題

フードテックでは、日本の食に関する社会課題を解決することができます。
さらに、バガスの食品容器を活用することで、フードテックの推進を加速することもできます

【低い食料自給率】テイクアウトをもっと快適に美味しく

ウクライナ情勢によって小麦粉の価格が高騰したように、輸入に頼る食品の供給は世界情勢に大きく左右されてしまいます。
それを解決する方法として、国内産農産物の消費を増やすことが有効です。

近年はおにぎりブームとなっていて、総務省の家計調査によれば、1世帯当たりの「おにぎり・その他」の年間消費支出額は右肩上がりで増加しています。

バガスの食品容器は保温性が高く、余分な水分も吸収してくれます。
さらに、フードテックでテイクアウトやデリバリーの効率化を図ることで迅速な提供が果たせ、出来立ての美味しさを味わってもらうことが可能になります。

【食の多様性】乱れがちな食生活を改善

好きなものを自由に食べられるようになったことは、便利で歓迎すべきことかもしれません。しかし、その分、食生活は乱れがちな傾向にあります。

そこで注目を集めているのが、必要な栄養を一度に取れる食品です。
「完全栄養」を謳っている「BASE FOOD」は、インターネットを通じたサブスクリプションでの購入が可能です。

また、冷凍加熱食品の宅配サービスである「nosh」は、2024年3月からバガスを使った食品容器に変更をしています。
冷凍できることや電子レンジで加熱できること、可燃ごみに出せる点などから、好評を博しています。

【孤食】対面は煩わしいが、孤食は寂しい。そのような欲求を満たすアイデア

最近では、テイクアウトやデリバリーの普及によって、孤食をする人が増えてきています。しかし、社会とのつながりが途絶えると、身体的・精神的な健康障害が起こりやすいことは科学的に検証されています。

対面は煩わしいが、孤食は寂しい。そのような欲求を満たすためには、バガスの食品容器にQRコードを印刷する方法がおすすめです。実際に、スイスの「ネスレ」では、製品にQRコードを印刷しています。コードを読み取ることで、消費者がコーヒー豆の産地や配送経路を知ることができるのです。

画像参照元

たとえば、バガスに印刷されたQRコードを読み取ると、生産者や店舗スタッフからのメッセージ動画を視聴できる。孤食をしながらも、繋がりを感じられる。現代に即したコミュニケーションの方法なのかもしれません。

まとめ

最近では、「栄養失調」も日本の食における課題として挙がってきています。

解決しなければならない問題も、時代によって目まぐるしく変化してきています。
進化しているテクノロジーによって、その課題の多くは解決できるでしょう。

しかし、食の社会課題は、テクノロジーだけで割り切れるものではありません。
たとえば、「バガス容器の持つ”温かみ”」。そんなキーワードがプラスされると、問題解決のスピードがさらにアップしていくかもしれません。

バガス容器

さとうきびから出来たエコな食品容器。

食のトレンドは常に大きく変化していて、次に来る流行を予測することは大変に難しくなっています。時代の波に乗って話題を集めるためには、時代に即した迅速な変化を遂げていくことが必要になります。

「食品容器をプラスチックからエコ容器に替えたい」「環境対応容器には替えたいけど、機能性は確保したい」など、環境対応と機能性の両立についてのご相談を多数頂いております。

チェーンストリーム株式会社では、バガス素材をベースに環境負荷の低い素材を選択したり、使用する量を少なくしたりと工夫をしながら、日々、製品開発及び営業提案を行っております。

現在SDGs・脱プラ対応素材の一つとして「バガス」が注目されています。バガスについて、何かご不明な点やご相談がございましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。


当社バガス容器のカタログは下記よりご請求いただけます。

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この記事を書いた人

チェーンストリーム株式会社 編集部ご覧いただいた担当者さまの新しい気づきや行動につなげられるような記事を執筆しています。編集部には、商品企画、マーケティング、EC事業部、CFP保持者などのメンバーも携わっています。

■参考資料
フードテックに関する動向(PDF : 1,774KB) – 農林水産省
(品目分類) 第5表 1世帯当たり年間の品目別支出金額,購入数量及び平均価格(二人以上の世帯)- 政府統計の総合窓口(e-Stat)