クリエイティブ職でなくても、企画やアイデアが必要な職業は増えてきています。しかし、企画やアイデアがまったく思い浮かばずに、日々苦しんでいる人もいるのではないでしょうか。
さらに、「企画やアイデアの発想」は、今話題の人口知能(AI)の苦手な分野にもなっています。そのため、企画やアイデアを出せる能力を磨くことは、自身の価値を高める武器になるのです。
企画やアイデアを出すための5つのステップ
企画やアイデアを出す方法は、人によってそれぞれです。しかし、ここでは、企画やアイデアを出すための代表的なステップについて紹介していきます。
ステップ① テーマと条件の確認
企画やアイデアを出す際には、与えられているテーマや条件などが必ずあるはずです。出し終わってから間違いに気づくことがないように、事前にしっかりと確認しておいてください。
ステップ② 調査と情報収集
かのコロンブスも『0から1を創るのは、難しい。1から2を作ることは、易しい。』と言っています。企画やアイデアをまったくのゼロの状態から出すことは極端に難しくなります。アイデアを出すための調査や情報収集で、『1』の状態を作っておきましょう。
ステップ③ たくさんのアイデアを出す
とにかくたくさんのアイデアを出しましょう。この段階で重要なことは“質より量”です。「ムダかも…」と思わずに、一つでも多くのアイデアを出すことが必要です。
ステップ④ アイデアを整理する
たくさん出したアイデアを、ざっくりとでよいので整理しましょう。大分類から中分類、具体例と細分化していくと、頭の中が整理されていきます。
ステップ⑤ アイデアを見直す
出したアイデアはすぐに披露しないで、見直すようにしましょう。ふとした瞬間に新しいアイデアを思いつくことや、欠点が見えてくることも多いので、数日寝かせることをおすすめします。
おすすめのフレームワーク3選
では、アイデア出しの具体的な手法として代表的な3種類を、ピックアップしてご紹介します。
マンダラート
アメリカンリーグで大活躍している大谷翔平選手が活用したことでも知られている「マンダラート」。
メインテーマを中心にして、そのテーマから思い浮かぶ言葉(関連語句)を次々に書き出していく手法です。
【実施の手順】
- 3×3の9つのマス目の真ん中にメインテーマ(出したいアイデア)を記入
- 周囲の8マスにメインテーマに関連するアイデアを記入
- ②のアイデアの中から検討したいアイデアを1つ抽出
- 別の3×3のマスの中心に③のアイデアを記入
- ④の中心の周りのマスに8つのアイデアを記入
- 上記を数度繰り返す
ブレインストーミング
ブレインストーミング(ブレスト)では、参加した人たちが自由な発想で意見を出し合い、新しいアイデアを生み出します。
登場以来70年も愛用されている、歴史と実績のある方法になります。
【実施の手順】
- リーダー及び書記の決定
- ホワイトボード又は大きな紙の用意
- 出てきたアイデアを付箋などに書いて②に貼る
- アイデアをまとめた報告書を書記が作る
- ④を判断する
マインドマップ
マインドマップでは、自分やチームメンバーの考えを、連想ゲームのように繋げていきます。
自分だけでも行える気軽な方法ですが、固定概念に囚われず自由に書くことが大切になります。
【実施の手順】
- 大きな紙と筆記用具の用意
- 軸としたいキーワードやテーマを中心に書く
- ②の周りに線を伸ばして関連するキーワードを書く
- ③の周りにさらに線を伸ばし関連キーワードを書く
- これを繰り返す
アイデアを形にするにはパートナー選びが重要
ここでご紹介した方法は、少数のグループやひとりで実施することができます。しかし、グループで行う際には人選が重要になりますし、ひとりでも実施する場合には主観的にならないように注意が必要です。
そのような場合には、企画・アイデア出しから形づくりまでを行ってくれるプロフェッショナルの手を借りることも一つの方法になります。
まとめ
頭の中に出てきた企画やアイデアが、いまいち形にならない場合には、隠すより話したほうがいいとされています。話す過程で、考えが整理されることが多くなります。また、相手からの反応を知ることができ、客観的な意見やアドバイスをもらえることがあります。今回ご紹介した方法で企画やアイデアを思いついたら、信頼できる相手に話してみてはいかがでしょうか!?
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この記事を書いた人
チェーンストリーム株式会社 編集部ご覧いただいた担当者さまの新しい気づきや行動につなげられるような記事を執筆しています。編集部には、商品企画、マーケティング、EC事業部、CFP保持者などのメンバーも携わっています。