「単にお腹が満たされれば幸せ」という時代から、食にさまざまな価値が求められる時代を経て、最近では「食に関する幸せの感じ方」にまで注目が集まるようになっています。
そんな中、注目を浴びているものが「食のウェルビーイング」です。時代が変化する中、ウェルビーイングは、現代の食品業界でヒットを飛ばすために、欠かせないキーワードとなっているのです。
食のウェルビーイングとは
そもそも、「ウェルビーイング(well-being)」とは、Well(よい)とBeing(状態)が組み合わさった言葉のことで、「健康・幸福・福祉」などと直訳されます。
わかりやすく意訳すると、「よく在る」「よく居る」という状態のことです。「心身ともに満たされた状態」を表す概念になっています。
このことから、「食のウェルビーイング」とは、食に関する体験を通じて心身ともに満たされた状態になることを意味しています。
ウェルビーイングに注目が集まっている背景とは
日本でもウェルビーイングが注目されるようになった背景には、価値観の変化があります。とくにZ世代を中心に、「モノ」よりも「心の豊かさ」を求める人たちが増えてきているのです。
さらに、2025年の「大阪・関西万博」も背景になっています。この万博に先駆け2024年に行われた「テーマウィーク」では、「健康とウェルビーイング」というテーマに、多くの国や企業がプログラムを提供しているのです。
企業における食のウェルビーイング
日本でも、すでにウェルビーイングを推進している企業が、たくさんあります。
「ツジツマシアワセ」プロジェクト
栄養バランスのよい食生活を送ることを実践する新しい手法「ツジツマシアワセ」を提言する“楽しく栄養バランス”普及プロジェクトが、2023年11月から始動しています。
味の素やキッコーマン、江崎グリコなど、日本を代表する食の大企業が参加し、生活者のWell-being向上への貢献を目指しています。
今後は、この活動を新しいムーブメントとして拡大させるため、活動の幅をさらに拡大させていく方向性としています。
味の素株式会社
とくに味の素では、検討チームを組成し、「2050年にウェルビーイングのリーディングカンパニーになる」という目標を設定しています。さらに、ウェルビーイングに関しての自社定義を決め、ウェルビーイングに関する調査や大学との共同調査研究を行っています。
消費者に向けては、ウェルビーイングに関連するレシピを提供しています。他のレシピ提供との大きな違いは、「人のために作る料理」ではないことです。自分がその日に食べたいものを好きに作って食べることで人生がもっと豊かで楽しいものになるとして、自分のために作る料理のレシピを紹介しています。
従業員に向けた食のウェルビーイング
さらに、従業員に向けて、食のウェルビーイングを推進している企業もあります。
サントリーホールディングス株式会社
サントリーでは若年層の朝食欠食対策として、手軽に摂れるフリーズドライのスープを配布しています。
さらに、食生活に課題のある人に対しては、栄養バランスのとれた宅配型の弁当を自宅に配布するという取り組みを行っています。
食のウェルビーイングには価値ある状態が必須
食のウェルビーイングとは、食に関する体験を通じて心身ともに満たされた状態になることです。そのため、「健康になるために食べたいものを我慢する」というような、無理を強いることがあってはいけません。
さらに、食のウェルビーイングには「何を食べるのか」が重要です。しかし、それ以上に「いつ食べるのか」「誰と食べるのか」「どのように食べるのか」といった価値も求められるのです。
バガスの食品容器で食のウェルビーイングを
一人ひとりの「よい状態」とは、主観的なものです。しかし、バガスの持つ付加価値は、食のウェルビーイングを実現させられるのです。
バガスは食事の温度を保ちやすい
一人で食事をする場合でも、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく食べることで、満足感や幸福感を得ることができる可能性が高まるとされています。
バガスの食品容器は、高い保温性が特徴です。テイクアウトやデリバリーの孤食であっても、美味しい温度での食事が叶い、食のウェルビーイングを実現させられます。
バガスの素材は天然由来
脂質や糖質、塩分が高く、健康的とは言えないメニューであっても、「天然由来」「手作り」など体にいいとされる素材を使うことによって、消費者の満足度が上がった例があります。
バガスの原料は天然由来です。地球にやさしい素材に入れられた料理を楽しむことでも、食のウェルビーイングを感じてもらえます。
バガスの容器で偏りのない栄養を
健康で長生きするためには、栄養バランスの偏りがない食事をとることが大切です。しかし、最近では、単体の商品だけで健康を訴えることは難しくなっています。
最近では、バガスの食品容器を使用したミールキットが注目を集めています。環境に優しい食品容器に入った体に良いメニューならば、食のウェルビーイングを実感してもらえます。
まとめ
食と健康の価値観が大きく変化している現代。「食事をとること」や「健康になること」というゴールにたどり着くまでの過程で得られる幸福感も、重要視されるようになっています。
そして、それがウェルビーイングにつながるのです。バガスの食品容器には、心を動かすストーリーがあります。だからこそ、バガスがもつ付加価値ならば、ウェルビーイングを実現させることができるのです。
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この記事を書いた人
チェーンストリーム株式会社 編集部ご覧いただいた担当者さまの新しい気づきや行動につなげられるような記事を執筆しています。編集部には、商品企画、マーケティング、EC事業部、CFP保持者などのメンバーも携わっています。