物価高のなかでも注目される食材の特徴とは!?消費者の心をつかむ最新トレンド

2022年頃から始まった「値上げラッシュ」。

食品や電気代など、日常生活に欠かせない多くのモノの価格が上昇し、家計に大きな衝撃を与えました。

その後も、ありとあらゆるモノが値上がりし続け、消費者のマインドは大きく変化。
しかし、そんな中でも注目される食材はあり、その特徴を知ることで、消費者の心をつかんだ商品やサービスを提供できるのです。

消費者マインドの変化とは

値上げラッシュは、多くの飲食店にも及んでいます。
2022年から約2年半の間に、大手外食チェーンの7割以上が値上げを実施。
また、そのうちの約56%が、2回以上の値上げを行っています。

そのため、飲食店での外食を控えるようになった人も多く、外食費を見直したいとする人の割合も高くなっています。

物価高のなかでも注目される食材の特徴とは

しかし、このような物価高の中でも注目される食材があり、これらには共通した特徴があります。

健康によい代用食材

植物からできた代替肉の総称(プラントベースミート)

続く物価高の中、小麦粉を使わないグルテンフリーの「大豆パスタ」「代用ミート」などに注目が集まりました。

これらは代用食材ですが、大きな特徴は代用する食品よりも価格が高いことです。
これは、健康によい食材ならば、価格を気にせずに購入する消費者が多いということの証ともなります。

値上がり幅が小さい

小麦粉が値上がりした際は、大規模な「小麦粉離れ」が生じました。
しかし、小麦粉の代用として注目された米粉の販売価格は、小麦粉よりも高額です。
そのため、節約のために価格の高い商品が購入されるという、異常な事態になっています。

これは、米粉の値上がり幅が小さかったことが影響しています。
同じ100円の値上げがあったとしても、もとから価格が高かった米粉の方が、値上がりしたという実感を与えにくくなるからなのです。

アンカー効果も影響

これには、「アンカー効果」も影響しています。値上げ後に「高くなったな」と感じられる小麦粉の価格が、米粉を購入する際の購買判断に影響するのです。
「たいして値段が変わらないならば米粉を買おう」という心理が、米粉を買うという行動になったといえます。

消費者の心をつかむ最新トレンドとは

値上げラッシュが大きな影響となり、消費者の支出に対する心理は冷え込んでいます。
しかし、消費者の心をつかむことで、どのような状況であっても売上を伸ばすことは可能です

外食価格の高騰で中食が人気に

外食の価格が上昇したことによって、ランチや昼食を中食にシフトさせる傾向が強まっています。
コロナ期の外食自粛や在宅ワークの普及により、持ち帰り弁当店やおにぎり専門店などが増え選択肢が広がっていることも、中食人気に拍車をかけています。

タイパ・コスパでテイクアウトやデリバリーも人気に

さらに、外食の値上げにより、高いと感じられていたテイクアウトやデリバリーにも注目が集まっています。
とくに、「タイパ」「コスパ」を重視する若い世代にとって、時間もお金も節約できるテイクアウトやデリバリーが、より魅力的に映るようになったのです。

消費者が納得できれば購入してもらえる

米粉にしても大豆を使った代用品にしても、価格的な面から見ると節約にはなっていません。
しかし、それらの食材が消費者の注目を集めたのは、消費者心理が大きく影響しています。

価格高騰という社会的に大きなニュースに対し、「何かをしなくてはいけない」という心理が働きます。
そして、せっかくならば「健康によいもの」「時間を節約できるもの」へと、考えが派生していったのです。

消費者が納得できる理由があれば、価格が上昇しても、消費者は商品を購入してくれるのです。

納得できるような要因

消費者が納得できるような要因には、以下のようなものがあります。

  • 健康に配慮している
  • ボリュームがある
  • 環境にやさしい

テイクアウトやデリバリーでこれらの要件を満たすには、バガスの食品容器を使用することが最適です。

バガスの食品容器は、自然な風合いが特徴です。
主張しすぎることがないので、どのような料理にも合いますが、健康をアピールするメニューとの相性が抜群です。

また、バガスの食品容器はバリエーションも豊富。
さらに、バガスの食品容器は天然素材で作られています。製造時や廃棄時の二酸化炭素の排出を大幅に削減できる、環境に配慮した製品なのです。

SDGsに効果的な「バガス容器」の魅力とは?プラスチック使用量と二酸化炭素排出量を徹底比較!

まとめ

外食や食品に関する値上げとともに、水道光熱費の値上がりも飲食店の深刻な問題となっています。
しかし、その値上げもチャンスに変えられます。調理に時間と光熱費がかかる煮込み料理が、家庭で敬遠されるようになっているからです。

また、食器を洗う水道代に対して敏感になる人もいます。
そのような心理を汲み取って、本格的なビーフシチューなどを使い捨ての食品容器で提供することも、ひとつの商機といえるでしょう。

逆境の中でも、消費者の心をつかんだ商品を提供することで、売上拡大の可能性は広がっていくのです。

お客様の課題にお応えします

食のトレンドは常に大きく変化していて、次に来る流行を予測することは大変に難しくなっています。時代の波に乗って話題を集め繁盛する飲食店でいるためには、時代に即した迅速な変化を遂げていくことが必要になります。店舗の内装やシステムを変えることは負担が大きくなりますが、使用する食品容器を変更することで、迅速な対応が可能になります。

「食品容器をプラスチックからエコ容器に替えたい」「環境対応容器には替えたいけど、機能性は確保したい」など、環境対応と機能性の両立についてのご相談を多数頂いております。

チェーンストリーム株式会社では、バガス素材をベースに環境負荷の低い素材を選択したり、使用する量を少なくしたりと工夫をしながら、日々、製品開発及び営業提案を行っております。

現在SDGs・脱プラ対応素材の一つとして「バガス」が注目されています。バガスについて、何かご不明な点やご相談がございましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。

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■参考資料
「外食チェーン」値上げで客が離れる過酷な現実 価格据置を続けるサイゼリヤは客数が増加 | 外食 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)
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この記事を書いた人

チェーンストリーム株式会社 編集部ご覧いただいた担当者さまの新しい気づきや行動につなげられるような記事を執筆しています。編集部には、商品企画、マーケティング、EC事業部、CFP保持者などのメンバーも携わっています。